fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米国でも深刻化する少子化

米国でも深刻化する少子化

My Big Apple NY
米国でも少子化問題は徐々に深刻さを増し、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によれば、2017年に米国で生まれた赤ちゃんは前年比2.3%減の385万人でした。これは、1987年以来で最低だといいます。金融危機後の景気拡大期は過去最長を更新する見通しながら、出生数は改善の兆しが見えていません。
少子化の要因で思いつくのは、女性の社会進出と高学歴化が挙げられます。男女の大卒比率2014年に逆転し、2017年には女性が34.6%に対し、男性は33.7%です。
働き盛りの男性の労働参加率と賃金の伸びの低迷に見られるように、女性が男性の所得に頼れない事情もあるのでしょう。特に賃金上昇率は、産業構造の変化、自動化、グローバル化を受け、男性が活躍してきた製造業を中心とした職種を中心に伸び悩みがみられます。
テクノロジーの進化も、少子化の一翼を担っていると考えられます。
悪役はネットフリックスだけでなく、スマートフォンソーシャルメディアも、パートナー間の会話を減らしてしまう状況を作っていることでしょう。米国で少子化問題を解決できるか否かは、週末にはスマホやTV、パソコンから離れた親密な時間を作る意思に掛かっている?