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米雇用統計:量は低下、質は向上

ブルームバーグ
●失業率は3.8%に低下-約50年ぶり低水準に接近
●製造業の雇用者数は4000人増、建設業は3万1000人減

2月の米雇用統計では、雇用者数が1年5カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。一方、賃金の伸びは加速し、失業率は低下した。米雇用のエンジンが減速し始めている可能性が示唆された。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値18万人増
前月は31万1000人増(速報値30万4000人増)に上方修正
家計調査に基づく失業率は3.8%に低下-約50年ぶり低水準に接近
平均時給は前年同月比で3.4%増(予想3.3%増)-前月3.1%増

背景
賃金の伸びは加速したものの、雇用者数の大幅な減速で米消費動向を巡る懸念が強まる可能性がある。昨年12月の小売売上高も9年ぶり大幅減だった
世界的に成長が鈍化し、トランプ大統領が導入した減税など財政刺激策の効果も弱まる中、景気拡大は今年減速するとエコノミストらは予想
政策当局者やエコノミスト労働市場に懸念要因があるとの結論に至る前に、あと数カ月は様子を見る可能性がある

さて、GBP/AUDではAUD強含み。

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ドル/円は下げも限定的。
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