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英国はEU離脱延期へ?=前欧州委員長

ロイター
前欧州委員長のバローゾ氏は19日、英国が欧州連合(EU)離脱期日を延期し、3月29日に離脱することはない、との見方を示した。EUも、離脱協定の詳細を詰めるため、英国の延期申請を受け入れるとの公算を示した。
現在ゴールドマン・サックスの幹部であるバローゾ氏は、スカイニュースのインタビューで、ブレグジット(英のEU離脱)が予定通り3月29日に実行されるかとの質問に「今年3月にブレグジットしないというのが最も可能性の高いシナリオだと考えている。さらなる準備が必要だ」と述べた。
「たとえ今、前向きな合意があったとしても、現実的に考えて、すべてが準備万端ではないことは明らかだ。したがって、ある程度延期することが正しいことだと思うし、英国が離脱延期を要請すればEUは当然それに応じると信じている」と語った。

しかし、英国のハリントン・ビジネス担当閣外相は19日、英国が条件などで合意しないまま欧州連合(EU)を離脱する場合、イングランド銀行(英中央銀行)は緊急的に流動性を供給する必要があるとの考えを示した。

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英中銀は、合意なき離脱が現実のものになった場合に自動的に発動される政策対応はないとの立場を示しているが、カーニー総裁は前週、合意がないまま離脱した場合は英経済は衝撃を受ける恐れがあると警告している。
ハリントン閣外相はロンドンで行われた製造業関連の会合で、合意がないままEUを離脱する場合、 政府、中銀は「劇的な状況に対応するために緊急措置を講じる必要がある」とし、これは「異なる方法で経済に流動性を供給することを指している」と述べた。