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英国 もう合意なき離脱しかない?

メイ首相は、離脱協定案の修正をめぐるEUとの協議が難航していることから、当初の予定を変更し、26日まで協議を続ける方針を発表しました。
英議会では14日、この方針について採決が行われ、賛成258票、反対303票で否決されました。与党・保守党からも反発する議員が相次ぎ、67人が棄権しました。国の一大事だというのに、なんで棄権が67人もいるの?議員としてやる気あるの???
野党・労働党のコービン党首は、「首相の離脱方針に支持がないのは明らかだ。時間稼ぎをやめてもっと筋の通った計画を直ちに示すべきだ」と述べ、方針転換を迫りました。
これに対し、首相官邸は声明で、「離脱の日に間に合うようEUと協議を続ける」として、方針を変更する考えはないことを強調しました。

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ブル-ムバ-グ
英下院は14日、メイ首相の欧州連合(EU)離脱アプローチに「ノー」を突きつけ、首相の権威失墜を浮き彫りにした。
首相府はメイ首相の計画に変更はないとしているが、この敗北で首相は事実上、EUに対して離脱協定の変更を求める政治的な負託を失ったことになる。
離脱期限が3月29日に迫る中で議会は先月、首相がEUと合意した離脱協定を歴史的な大差で否決した。このままいけば合意なしでEUから離脱することになる。