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弱すぎる米国小売売上

米12月小売売上高 対前月比
結果 -1.2% 予想 0.1% 前回 0.1%

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ロイター
昨年12月の米小売売上高が約9年ぶりの大幅なマイナスとなり、年末の景気急減速を示唆した。
BNPパリバの北米外為戦略部門トップ、ダニエル・カツィーブ氏は「小売売上高統計が予想よりかなり弱かったと判明するまで、ドルは底堅く推移していた」と指摘。景気の勢いが想定より弱いことが指標でうかがえ、ドルを押し下げたとみる。
アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、昨年第4・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率見通しは年率1.5%と、2%を割り込んだ。
JPモルガン・チェースは、連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しについて、2019年と20年はともに1回ずつになるとして、それぞれ2回としていた従来の見通しを下方修正した。

本当なら、この弱い12月小売指標が1月に発表されていた。政府機関閉鎖の影響で2月に入って発表されることになった。
年末商戦の12月売上が、これだけ低迷したのは記憶にありません。上記ロイタ-記事では9年ぶりとのこと。つまり、金融危機真っただ中の頃と同じような冷え込みだったということですね。
先日発表された米国の12月財政収支も、2月に入って発表されました。
おかげで、ドル/円のレ-ト推移も過去の経験則とは違う動きになってしまいました(苦笑)
まぁ、前の記事で採りあげたように、なぜ米国で自動車ロ-ン返済の90日以上の延滞が過去20年間で最多となったのか、徐々に明らかになっていくのでしょう。