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米格付け、引き下げのリスクない=CEA委員長

ロイター
米経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は23日、米経済は全般的に引き続き力強いとし、政府機関の一部閉鎖により米国の格付けが引き下げられるリスクはないとの見方を示した。
ハセット委員長はCNNのインタビューに対し、政府機関閉鎖は経済的な先行き不透明感を高めるとし、昨年12月22日に始まった閉鎖が第1・四半期末まで継続した場合、同四半期の米経済成長率はゼロ%になる可能性があるとの認識を示した。
ただトランプ政権は今年の成長率は3%になるとの見方を変えておらず、来年に米国がリセッション(景気後退)に陥る確率は限りなくゼロに近いとみていると指摘。「米経済がいかに力強いかを踏まえると、(米国の格付けが)引き下げられるリスクはまったくないと考えている」と述べた。


ハセットさんって、 強気な人ですね。別に、ハセットさんが格付けを決めるわけではないのに(苦笑)
米経済が力強いと言ってられるのは夏前まで。合法賭博、合法ドラッグの経済押し上げ効果はそこまでです。
米国の財政赤字は膨らみ続けており、格付け会社にとって許容できるのは今年まででしょうか。
格付け会社はアホですから、自国通貨建て債務も外貨建て債務もごっちゃにして、債務残高が増えたと言って格下げする。政府がいくら自国通貨建て債務を積み上げてもインフレが抑え込まれていればデフォルトすることはないのに、危機をあおるが如く格下げします。
そもそも、我々が手にするお金がどう発生しているのか、まるでわかっていないんでしょうね。政府の子会社に中央銀行があれば、自国通貨はいくらでも刷れますし、財政赤字の規模だけで判断はできません。
問題はインフレなんですよね。格付けはインフレによって決められるべきなんですが、そのへんのところがまるでわかっていません。政府・中央銀行がデフォルトに追い込まれるのは、インフレを抑えられないからです。
まぁ、そんな呆れる格付けに踊らされるのも仕方がないこと。この先の米国のソブリン債の格下げ発表を待ちましょう。