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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

商品相場の下落  バブル経済の先行指標

このところ注目されているのが、原油先物価格の下落。
原油価格は原油の需要と供給で変動し、世界景気との関連もある。

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しかし、私fxdondonは一般的な原油先物価格よりも、木材先物価格から今後の動向を探っています。

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過去何度か、木材先物価格の推移についての記事を書きました。
中国の森林覆蓋面積は151億立方メートルだが、覆蓋率は20%と低く、人口一人当たりにすれば森林面積は小さい。中国産木材の品質に特段優れた点もなく、中国は木材消費では世界2位である。
人民日報の報道によれば、国内の天然林に大径級の木材資源はほとんど残っておらず、枯渇しているのが現状。備蓄や植林はすでに一定の規模に達しているが、資源化するにはまだ時間を必要とする。
2015年、中国政府は東北域の遼寧省吉林省黒竜江省内蒙古自治区における国有林の商業伐採を禁止し、その後2017年に天然林の伐採は全面禁止となった。そのため、投機筋は木材価格の上昇を見込み、史上最高値まで値を吊り上げることができた。
しかし、2017年に中国の木材輸入は合計1億立方メートルを超えて前年比15.6%伸びたが、2018年後半から木材需要落ちつき過熱感は消えた。と言うより、割高な輸入木材の在庫が膨らみ、中国の木材バブルの行方が気になります。
過去の経験則では、木材価格が高値をつけて2年後にバブル経済は崩壊しています。

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