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JPモルガンの動向

ブルームバーグ
JPモルガン・アセット・マネジメントの「グローバル・インカム・ファンド」は、貿易戦争からファンドを守ってくれるのはジャンク債だと考えている。
運用資産496億ドル(約5兆6500億円)のこのファンドは10月末時点で、株式へのエクスポージャーを31%と年初の43%から減らしていた。手元に生じた資金の一部は米欧の高利回り債に投資した。共同運用者のエリック・バーンボーム氏が明らかにした。 
同ファンドは10月の一斉売りの前に株式保有を減らし、デフォルト(債務不履行)率が低くレバレッジが低下しつつあり、ファンダメンタルズが強い投資不適格級債に投資したという。
バーンボーム氏は、「市場は現在、年初のころに比べはるかに負の衝撃に弱い」とした上で、「債券市場で比較的妙味があると思われるのは米国と、特に欧州の高利回りクレジット市場だ。リスクの対価として非常に魅力的なキャリーが得られる」と語った。
同社によると、同ファンドにおける10月末時点でのジャンク債の比率は米国が28%、欧州は7%だった。

JPモルガン・アセット・マネジメントは、来年末までにドルが下落し始める可能性があるとみている。米経済が減速し、米当局の利上げサイクルが来年下期に休止する公算が大きいと見込むためだ。
同社のグローバル市場ストラテジスト、ガブリエラ・サントス氏は26日、「結局のところ、ドルは複数年にわたって下落軌道を描くことになる」と予想。「米当局が実際に利上げを休止したり、米国の景気が減速したり、世界の他の地域が安定するか少し改善したりすれば、来年下期にドルがどのように下落するか、目にすることになるだろう」と述べた。

世界経済に強気だったJPモルガンも、すっかり見方を変えた感じです。

デフォルト(債務不履行)率が低く、ファンダメンタルズが強い投資不適格級債? そんなの、あるんですかね?(苦笑)
まぁ、注目すべき点は、ファンドの多くが株式から債券へシフトしているということです。