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ECBの19年利上げ観測が一段と後退

ECBの19年利上げ観測が一段と後退

ロイター
ユーロ圏の景況悪化を示すデータを受け、インフレ期待が低下し、欧州中央銀行(ECB)の2019年利上げ観測が一段と後退した。
11月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、世界経済の減速や貿易摩擦を背景に輸出が落ち込み、2014年終盤以来の低水準となった。
足元のユーロ圏無担保翌日物平均金利(ユーロ圏翌日物平均金利、EONIA)と2019年12月のECB理事会の日のフォワードEONIAの差は8.8ベーシスポイント(bp)と20日の9.5bp付近から低下。19日は10bpを超えていた。
これは、週初には完全に織り込んでいた来年の10bp利上げの可能性が90%を下回ったことになる。
また、5年後から5年間の期待インフレ率を反映するユーロ圏のブレークイーブン・フォワードレートは1.6462%と、2017年11月以来の低水準となった。


ふ~ん、市場も私fxdondonが予想しているように、来年のECBによる利上げが見送られると観るようになりましたか。
単なる経済指標結果が悪化しただけでは、ここまでのユーロ下落にはなりません。来年に利上げへ動くとの観測が吹き飛んだことで、ユーロの失望売りが膨らんだのでしょう。