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バルチック海運指数は低下傾向が鮮明に

バルチック海運指数(Baltic Dry Index)は、外航不定期船の運賃指数で、英国のバルチック海運取引所(The Baltic Exchange)がブローカーや船社から市況を聞き取り、営業日ごとに算出、発表しています。
船荷が多くなれば運賃は上昇、船荷が減れば運賃は下落します。運賃の上昇はインフレ上昇を、下落はインフレ低下を導くひとつの指標にもなります。
直近では海運指数が低下していますので、各国のインフレ指標は低下傾向にあるのではないでしょうか。

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バルチック海運指数は、1985年1月4日の基準を1000(スタ-ト)としており、2008年5月20日には過去最高の 11793 を記録、リーマンショック後の2008年12月5日には 663 まで低下しました。
それは、株式相場や為替相場ともリンクしており、リーマンショック前と後では相場が様変わりしたことは言うまでもありません。
そのバルチック海運指数が低下し始めていることが確認できるということは、株式相場や為替相場がそれを追いかけるように動くことが推測できます。