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米国の利上げに関する発言、予想から

FRBは、金融政策の戦略、手段、市場とのコミュニケーションについて2019年に見直しを行うと発表。米経済に対する潜在的な逆風となる要因を列挙し、利上げの流れを停止するシナリオを示した。
パウエル議長は、米経済をめぐり総じて楽観的な見通しを示しつつも、2019年に直面する可能性がある課題として、海外の需要鈍化や米財政刺激策の効果減退、これまでの米利上げの影響が経済に時間差をもって生じる可能性の3つを挙げた。
次回12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では今年4回目となる利上げを決める見通し。パウエル議長は米経済の力強さに言及する一方で、このところの株安は深刻視しない姿勢を示し、投資家の間のこうした予想を否定していない。
だが、米経済の重しとなるような要因をパウエル議長が取り上げたことで、来年の利上げ回数が何回になるのか、新たな疑問を生じさせることになった。当局者が9月に公表した経済予測では、19年の利上げ回数見通しは中央値では3回とされているが、内訳を詳しく見ると2回、3回、4回の予想を示したのはいずれも4人ずつとなっていた。次回12月のFOMC後に最新の予測が公表される。(ブルームバーグ

米国の利上げに関する発言、予想から

●米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が米金利FRBが中立金利とみなす水準に近づいているとの見方を示した。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、利上げを「慎重に進める」べきとの見解を示した。金利水準が高過ぎたり十分でなかったりしないよう「経済指標を注視」し続けるべきだと述べた。
モルガン・スタンレーの米国担当チーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏は、金融当局が12月に金利を引き上げた後に来年は2回利上げし、その後は政策据え置きが見込まれるとした。その理由として成長鈍化の見通しを挙げている。
●米資産運用大手プリンシパル・グローバル・インベスターズ(PGI)のチーフエコノミスト、ボブ・バウアー氏は、年末から来年初めにかけて米長期金利の上昇局面が訪れると予想し、それが米国株式相場の波乱と金利の反転低下を招く結果、FRBは2019年に1回しか利上げを実施できないとの見方を示した。