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ポンド 緩やかな下落

ロイター
英国立統計局(ONS)が発表した10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.4%だった。
ロイターがまとめた市場予想の2.5%を下回った。9月も2.4%だった。
10月のコアCPI上昇率は、前年比1.9%。9月も1.9%だった。
ONSの統計専門家、マイク・ハーディー氏は「消費者物価は引き続き安定したペースで上昇している。食品・衣料は低下しているが、原油高の継続でガソリンや公共料金は上昇している」と指摘した。
同時に発表となった10月の生産者物価(PPI)統計では、投入指数が、前年比10.0%上昇。予想の9.6%上昇を上回った。
産出指数は、前年比3.3%上昇。予想の3.1%上昇を上回り、4カ月ぶりの高い伸びとなった。
今後も短期的に消費者物価に圧力がかかる可能性がある。
また、9月の全国の住宅価格は、前年比3.5%上昇。8月は3.1%上昇だった。ロンドンの住宅価格は0.3%低下し、3カ月連続の低下となった。


英国では、食品や衣料の価格が10月に下がり、原油と関連するコストの上昇が指数上で相殺された形。
コアCPIは、食品、エネルギー、アルコール、タバコを除いた指数であるが、予想通り変わらず1.9%。
今月初旬、イングランド銀行は来年に利上げを行う計画であり、EU離脱合意によってはその期日が早まる可能性もあるという意向を示したが、このあたりの思惑がポンド相場を動かしそうです。


ポンド/円

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