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英国同様、米国にも格下げリスク

英国同様、米国にも格下げリスク

財務省は、今年の国債の発行額が日本円にしておよそ150兆円に達し、8年ぶりの高い水準になるという見通しを発表し、大規模な減税などによる財政赤字を穴埋めするため、債務の拡大に警戒感が高まりそうです。
国債の発行額は1兆3380億ドル、日本円にしておよそ150兆円に達するという見通しで、去年の2倍以上に上る、8年ぶりの高い水準となっていて、大規模な減税や歳出の拡大による財政赤字を穴埋めするため、巨額の国債発行に依存していることが鮮明になっています。
トランプ大統領は財政状況の悪化を防ぐため、今月17日、すべての閣僚に対して、年間の予算を5%削減する案をとりまとめるよう指示しました。
その一方で、来月に中間選挙を控え、大企業への優遇だという税制改革に対する批判を抑えるため、今月22日には中間所得層を対象にした10%の追加の減税を行う考えを示しています。
財政赤字の拡大に歯止めがかからなければ、金利の上昇によって経済への悪影響も懸念され、債務の拡大に警戒感が高まりそうです。
ブレグジットによる英国の格下げ、来年に米国景気が減速したあたりに騒がれそうな米国の格下げと、ソブリン格付けが騒がしくなりそうです。