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英国住宅価格の上昇率は鈍化が続く

英政府統計局(ONS)によると、7月のロンドン住宅価格は前年同月比0.7%下落し、2009年9月以来の下落率となった。ほぼ10年ぶりの大幅な落ち込みを記録したことになります。それでも、平均価格は48万5000ポンド(約7160万円)まで上昇。英全土では住宅価格上昇率は3.1%に鈍化し、2013年8月以来の低い伸びとなっている。
そうは言っても、今の英国にしては上出来でしょう。まだ価格下落には至っていません。
欧州連合EU)と英国が合意なき離脱によって、英国と欧州本土に観えない壁が出来あがってから、欧州本土とのアクセスに支障をきたすことが感じられて、ようやくロンドンから逃げ出す人が増えるものと思われます。

英国政府調査住宅価格(前年比)推移
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さて、ブレグジットに関しては、前向きな要人発言があったり、悲観変わらずの発言があったりと交錯しています。
本日伝わってきたニュ-スでは悲観的なものとなっています。
ユンケル欧州委委員長は、欧州連合EU)と英国が離脱合意に「程遠い」との悲観的な見方を示した。さらに、アイルランドのバラッカー首相も国境問題など合意に向けた状況が3月時点と変わらず、アイルランドが合意ない離脱シナリオに苦しむ可能性を警告した。先に、英国のメイ首相は、バルニエEU交渉官が提示したアイルランド国境問題を巡る妥協案を拒否したことに絡む。
もう、9月も下旬に向かう。時間だけが刻々と過ぎていく。