１８年４～６月期の米国経常収支赤字は低水準

２０１８年４～６月期の米国経常収支の赤字額（季節調整済み）は前期比１６・６％減の１０１４億６千万ドル（約１１兆４千億円）だった。経常赤字は２０１５年１０～１２月期以来、２年半ぶりの低水準。モノの赤字が減り、サービスの黒字が増えたのが経常赤字縮小の要因。
モノの赤字額は８・０％減の２０３１億５８００万ドル、サービス収支の黒字は３・８％増の６９３億４６００万ドルで、モノとサービスを合わせた赤字額は１３・１％減の１３３８億１２００万ドルになった。
経常赤字の実質国内総生産（ＧＤＰ）に占める比率は２・０％で、前期から０・４ポイント低下した。

米国の経常収支推移

ただし、７～９月期は再び貿易赤字の拡大により、経常収支赤字は拡大するでしょう。

米国の貿易収支推移