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米国雇用統計を受けて円買い優勢

米国の7月平均時給は前年比2.7%増で、前月から変わらず。前月比では0.3%増(市場予想と一致)と、前月の0.1%増から伸びが加速。家計調査に基づく失業率は3.9%に低下し、市場予想と一致した。
バークレイズのチーフ米国エコノミストは「現時点では、関税を巡る懸念は本当にただの懸念でしかない」とし、「企業が雇用や支出の方法を変えつつある兆候はない」と指摘。さらに、賃金の伸びは加速して年末には前年比約3%増になると予想した。
前月まで2カ月間の雇用者数は合わせて5万9000人の上方修正となった。これにより、3カ月間の平均値は22万4000人増。
7月は民間部門の雇用者数が17万人増で、前月の23万4000人増から伸びが鈍化した。政府部門は1万3000人減少した。前月は1万4000人の増加だった。

財生産部門の雇用は引き続き堅調。製造業の雇用者数は3万7000人増と、市場予想(2万5000人増)を上回り、昨年12月以降で最大の伸び。

建設業の雇用は1万9000人増(前月は1万3000人増)。サービス業は11万8000人増で、12月以来の低い伸びとなった。トイザラスでの人員削減も影響した。娯楽・ホスピタリティーは4万人増。プロフェッショナル・ビジネスサービスは5万1000人増と、1年余りで最大の伸び。

「U6」と呼ばれる不完全雇用率は7.5%と、前月の7.8%から低下し、2001年以来の低水準。U6にはフルタイムでの雇用を望みながらもパートタイムの職に就いている労働者や、仕事に就きたいとは考えているものの積極的に職探しをしていない人が含まれる。経済的事由のパートタイム労働者数は17万6000人減の457万人。
週平均労働時間は34.5時間で、前月(34.6時間)から短縮された。


さて、相場。
米国雇用統計を受けて、ポンド/ドルは横ばい、ポンド/円は円買い優勢。

ポンド/ドル

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ポンド/円
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