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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

下げ相場

ブル-ムバ-グ
高まる不安が中国金融市場にさざ波のように広がっている。
上海総合指数はたった5カ月で20%下落し、26日に弱気相場入りした。人民元は香港で過去最長の値下がりに向かっている。企業のデフォルト(債務不履行)も増え続けている。
不安の種は、まず国内にある。当局によるレバレッジ縮小の取り組みで流動性が減少、世界2位の経済大国となった中国の成長を脅かしている。そこに米国との先が読めない貿易摩擦という事態も重なり、投資家は売り材料に事欠かない。
当局は預金準備率を下げたり、経済紙に前向きな社説を掲載したりするなど、不安の解消に努めているが、これまでのところあまり効果はない。上海総合指数は当局の介入によって3000を死守すると長くみられていただけに、その水準を維持できなかった事実は投資家に安値拾いの意欲を減退させる。テクニカル的に同指数は過去6営業日は売られ過ぎで、これは2013年以降で最長記録。株式市場で1月以降に失われた金額は1兆8000億ドル(約198兆円)に達した。
交銀国際の洪灏チーフストラテジストは「中国のファンダメンタルズは非常に悪い」とし、「市場での売り圧力はいまだに大変大きい」と話した。
27日の市場では、上海総合指数が反発できず、一時0.3%下げた。また、人民元は香港で0.3%下落の1ドル=6.6018元と、10営業日連続の値下がりで、過去最長記録に並んでいる。本土市場でも昨年12月以来の6.6元台となった。

また、米国の銀行株は記録を更新した。続落の記録だ。
S&P500金融株指数は26日、12営業日連続安となり、過去最長の下げ局面を記録した。今年に入り、税制改革や利上げ環境が銀行株上昇の理由として取り上げられるケースが多かったが、実際には、銀行株は利回り曲線のフラット化からの圧力に耐えている。また、米連邦準備制度理事会FRB)の年次ストレステスト(健全性審査)の第2弾である包括的資本分析(CCAR)の結果が28日に公表されるのを前に銀行株には警戒感が強まっている。


まぁ、株式市場は悲観材料の出現待ちと、繰り返して述べるのみ。