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米国のユニ-クな増税「ソーダ税」

【ニューヨーク時事】甘味飲料に課される「ソーダ税」の導入後、炭酸飲料の消費が4割減少。米ドレクセル大学(ペンシルベニア州)の研究チームが4月にまとめた調査でこんな結果が示された。米国では肥満の元凶として甘味飲料がやり玉に挙げられており、課税による消費の抑制効果がデータで確認された格好だ。
ペンシルベニア州フィラデルフィア市は17年1月、甘味飲料に1オンス(約30ミリリットル)当たり1.5セント(約1.6円)の税金を徴収し始めた。2リットル飲料の場合、約1ドルの値上げに相当する。
研究チームは、同市と近郊地域の住民を対象に飲料の消費動向を調査。税の導入から約2カ月で炭酸飲料の消費は40%、エナジードリンクは64%減少した。逆にボトル入り飲料水は58%増え、「課税を機に、糖分を加えた飲料の代わりに水を飲む傾向が顕著に確認された」という。
長期的な動向を検証する必要があるとはいえ、「(肥満対策は)不健康な商品への課税が唯一最善の策」(サマーズ米元財務長官)と訴える人々には追い風となりそうだ。 

米国の場合、消費税というのは多くの場合は州税で、税率も軽減税率制度も州によって異なります。
・「持ち帰りのベーグルは非課税だが、カットしたベーグルは課税」
・「持ち帰りの飲料は課税だが、朝のコーヒーだけは非課税」
・「ドーナツは5つまでは非課税、一度に6つ以上買うと課税」
・「キャンデー類は課税、その一方でダイエット食品は非課税」
・「バナナは非課税、ただし皮をむいてあったら課税」
・「冷めたピザは非課税、温めたら課税」
・「重さで量り売りのマカロニサラダは非課税、何人前という売り方だと課税」

大ざっぱな言い方をするなら、食材は非課税だが、食事をするには課税するという考え方のようです。