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為替相場予想  UBSアセット

ブルームバーグ

トランプ氏の「衝撃と畏怖」の通商戦術、円に強気材料

円は年末までに1ドル100円に上昇へ-UBSアセットのブラウン氏
米国と中国の関税合戦で投資家は資金の避難先求める
トランプ米大統領が「衝撃と畏怖」の通商戦術をエスカレートさせていることは円相場を押し上げる可能性があるとUBSアセット・マネジメントのエリン・ブラウン氏は指摘した。
UBSアセット(運用資産7760億スイスフラン=約87億円)でアセットアロケーション責任者を務めるブラウン氏は、円が現在の1ドル=106円75銭付近から年末までに100円に上昇すると予想。米国と中国が関税合戦をエスカレートさせる中で、投資家が資金の避難先を求めるためだと説明した。
さらに、日本銀行が最終的に米連邦準備制度に追随して景気刺激策をやめれば、それも円相場を支えるだろうと同氏は予想した。
ブラウン氏はニューヨークでのインタビューで、「われわれは今、円ロングだ。リスク分散のためのお気に入りの一つだ」と述べた一方、 ドルは約10%過大評価されており「向こう数年間はドル安が続くだろう」と語った。
同氏は貿易戦争について、「トランプ大統領が本格的な貿易戦争に踏み込むことを目指しているとは思わないが、中国から最大限の譲歩を引き出すため大統領がさらに圧力をかけて瀬戸際まで行く」との見方を示した。
ユーロは年末までに1ユーロ=1.30ドルに上昇する可能性が高いと予想した。