混乱の香港

香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する一部の若者が、香港立法会（議会）に突入してから８月１日で１カ月が経った。先鋭化した若者らは各地で警官隊と衝突、中国政府の出先機関にも矛先を向けた。出口の見えない混乱に「『一国二制度』の限界を示した」との声もあり、香港は１９９７年の中国返還以降、最大の危機を迎えている。

「香港は中国ではない」、条例改正案を引き金に香港の“中国化”への嫌悪を爆発させた一部若者は、反中色を強めて過激化。デモ前線の若者を誰も止められないのが実情のよう。

香港は、中国経済の減速と国内混乱で、香港 製造業購買担当者指数（ＰＭＩ）はかなり低下。リセッション入りと金融でも混乱も予想される。

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