fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

市場を失望させる米7月雇用統計になるかどうか

最近のADP雇用者数(ADP)と非農業部門雇用者数(NFP)
※単位:万人
 2019年7月 ADP:+15.6 NFP: ?
 2019年6月 ADP:+11.2 NFP:+22.4  ADP<NFP
 2019年5月 ADP:+  4.8 NFP:+  7.2  ADP<NFP
 2019年4月 ADP:+25.5 NFP:+21.6  ADP>NFP
 2019年3月 ADP:+15.8 NFP:+15.3  ADP>NFP
 2019年2月 ADP:+22.0 NFP:+  5.6  ADP>NFP
 2019年1月 ADP:+26.4 NFP:+31.2  ADP<NFP
この2つの雇用統計は、必ずしもリンクしていない。
下手に参考にすると、ヤケドすることもある。(かつて、私fxdondonも苦い経験があります苦笑)

昨日発表された ISM製造業雇用指数
7月 51.7 予想 53.4 6月 54.5
と、前月6月や事前の市場予想を大きく下回った。

7月のISM非製造業雇用指数の発表は来週だが、前月6月の振り返りでは、
6月 55.0 5月 58.1
と、前月5月を大きく下回っていた。

米NFIB中小企業楽観指数も、
6月 103.3 5月 105.0
と、中小企業の楽観割合は低下していた。

米国 設備稼働率も、
6月 77.9% 予想 78.2% 前回 78.1%
と、稼動は落ちていた。要は、操業が低下していることになる。

ただ、チャレンジャー人員削減予定者数
7月 38.845K 6月 41.977K
と、こちらは6月より減少。
この指標は、新規雇用ではなく失業面で参考とする指標。

個人的には、7月の米雇用統計は弱い結果を予想するが。
そして、これとは別に、注目度の高い平均時給(平均賃金)の上昇率。
こちらは予想し難いので、悩んでも仕方がありません。