fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ユ-ロ圏PMIはさらなる悪化

ユーロ圏 製造業購買担当者景気指数(PMI)
結果 46.4 予想 47.6 前回 47.6
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ユーロ圏 サービス業購買担当者景気指数 (PMI)
結果 53.3 予想 53.3 前回 53.6
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ユーロ圏 Markit総合購買担当者指数
結果 51.5 予想 52.1 前回 52.3
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とにかく、ユ-ロ圏の足を引っ張るのがドイツ。
中国がコケると、ドイツがコケる。

ドイツ 製造業購買担当者景気指数 (PMI)
結果 43.1 予想 45.1 前回 45.0
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欧州債務危機時より悪化し、世界金融危機時の最悪に迫る。
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ドイツがコケるとギリシャもコケる、そんな連想ゲ-ムも個人的には想定。

2009年に政権に就いた全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、ギリシャ欧州連合EU)に加盟するのに当時の新民主主義党(ND)の政権が財政赤字を粉飾していたということを明らかにした。
それを手助けしたのはゴールドマンサックスであった。(2019年7月16日 HARBOR BUSINESS Online )
この粉飾事件をきっかけにギリシャの信用は失墜し、財政危機に突入した。ギリシャの政府債務はGDP比で113%と、日本より断然少ないものの、財政赤字はユ-ロ加盟の条件の3%を大幅に上回って13%を記録していた。
そのギリシャを現在引き受けることになったのが、新民主主義党(ND)キリアコス・ミツォタキス新首相。
ミツォタキスの政策の基本は減税である。法人税を2年で28%から20%に引き下げる。消費税も2%引き下げ、所得税で1万ユーロ(130万円)以下の年収者に対し22%から9%に引き下げる。また最低賃金の値上げ。また、外国からの1000億ユーロ(13兆円)の投資があることを目標にしているという。


ギリシャ債務危機は、いずれ訪れると思っています。