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シンガポ-ル経済 リセッション入りか

ブル-ムバ-グ
世界貿易の見通しが悪化する中で、シンガポール経済は7~9月期(第3四半期)に「浅いテクニカルなリセッション(景気後退)」を経験すると、メイバンク・キムエン・リサーチは予想している。
貿易をめぐる米中対立激化が輸出に頼るシンガポール経済の重しとなる中で、メイバンクは今年のシンガポールの経済成長率を1.3%と想定、従来予想の1.6%から引き下げた。政府見通し(1.5~2.5%)にも届かないと見通している。
メイバンクのチュア・ハクビン氏らエコノミストはリポートで、「貿易戦争がテクノロジーに広がり、米国がより多くの中国テクノロジー企業に関し輸出規制を課す中で、サプライチェーンの混乱が強まる公算が大きい」と指摘した。
リセッションは国内総生産(GDP)の2四半期連続での前期比減少と定義されている。メイバンクは実際にリセッションとなれば、シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)が10月に金融緩和する可能性が高まると分析している。MASは4月、政策スタンスを据え置いた。

シンガポ-ルGDP(前四半期比)
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GDP(対前年比)
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製造業PMI
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工業生産
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インフレ率
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シンガポ-ル・ドル/円 推移
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