fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ニュ-ジ-ランド次回金融会合 政策金利据え置き予想だが

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は5月、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.25%引き下げ、過去最低の1.50%とした。利下げは2年半ぶり。
来年20年9月と12月時点の政策金利は1.36%とし、追加利下げの確率が50%超であることを示唆しました。主な下振れリスクとしては、主要貿易相手である中国とオーストラリアのほか、世界の経済成長が予想以上に鈍化していることを挙げました。
中銀のオア総裁は、金利予測について、多大な不透明感があるとの認識を示しています。  
NZ中銀はこれまで総裁だけが政策金利を決定する権限を持っていましたが、今回の会合から金融政策委員会による政策決定に移行しました。
以前までは、中銀総裁の発言が金利政策の方向性そのものと捉えられましたが、これから政策委員を含めた多数決で行われます。
次回金融会合は6月26日で、政策金利は1.50%のまま据え置きと予想されています。
ただ、それもわかりません。
18日、最新の世界乳製品取引価格指数がGlobalDairyTrade (GDT)より発表されました。結果は-3.8%と、前回-3.4%を下回る価格で乳製品が取引されています。
イメージ 1

ニュ-ジ-ランドには世界を代表する乳製品企業フォンテラ社がありますが、業績の悪化が続き、株価は2018年から下落の一途をたどっています。
イメージ 2

フォンテラの業績悪化が嫌気され、ニュ-ジ-ランドドルが下落するということもあります。
ニュ-ジ-ランドは経済規模が小さいだけに、見通しや予測がブレやすいというところがありますので要注意です。