fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

フォード、英国ウェールズのエンジン工場閉鎖へ

米自動車大手フォード・モーターは、ウェールズ南部ブリジェンド(Bridgend)のエンジン工場を閉鎖する。コスト削減策の一環とみられ、従業員1,700人が影響を受ける見通し。
英国ではホンダが2021年中に自動車工場を閉鎖するほか、日産自動車が高級車ブランドの生産終了や新型モデルの生産計画の撤回を決めるなど、自動車メーカーの間で離脱に揺れる英国からの撤退や事業縮小の動きが強まっています。
これからも、英国から工場を撤退させる動きは止まりません。
 
さて、英国の新車登録台数、5月は4.6%減少と伝わってきている。

自動車製造取引業者協会(SMMT)は、5月の英国の新車登録台数が18万3,724台となり、前年同月比4.6%減少したと発表した。
5月は個人向けが5%縮小。フリート向けは3%減り、法人向けは29%減少した。
新車登録台数をメーカー別に見ると、英国車は仏グループPSA(旧プジョーシトロエン・グループ)傘下のボクソールが3.7%減少。インドのタタ・モーターズが展開するランドローバーと姉妹ブランドのジャガーはそれぞれ7.6%、5.2%のマイナスだった。
ドイツ勢はフォルクスワーゲン(VW)が13%縮小。高級車は傘下のアウディが8%、BMWが4.1%それぞれ減った。半面、メルセデス・ベンツは7.8%増加している。フランス車はプジョーが3.5%減少。姉妹ブランドのシトロエンは5.3%伸びたものの、ルノーは24.9%減っている。販売台数が最も多い米フォードは5.9%減らしている。
日系メーカーは、トヨタ自動車(レクサス除く)が6.9%拡大。三菱自動車は23%増え、スズキは1.7%のプラスだった。マツダは前年を8.9%上回っている。一方、日産自動車とホンダはそれぞれ10.9%、26.1%のマイナス。スバルは40.3%減っている。韓国勢は現代自動車が7%減少した一方、傘下の起亜自動車は8.3%拡大している。
英国の1~5月の累計登録台数は全体で104万5,824台と、1年前を3.1%下回った。

なるほど。言われてみれば気がつきますが、企業や工場が英国から撤退すれば法人向け自動車の需要も減りますよね。
また、英国の好調だった雇用環境も、どんどん崩れていきそうです。