fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ユ-ロ/円 利益確定に

ユ-ロ/円の売りを利益確定に。
ユ-ロが跳ねたら、また売りを。
イメージ 1

ユーロは、ドラギ氏の発言から新たな条件付き長期的リファイナンスオペ(TLTRO)の必要性やさらなる景気刺激策の可能性について発言があるかどうか注目される。
また、EU経済の良し悪しを測るPMI等の経済指標に加えて、23~26日の欧州議会選挙も判断材料となるだろう。26日に結果が出揃うが、親EU派と反EU派の熾烈な争いになると見られる。その時々のニュ-スによって、ユ-ロ相場は揺れるのか。
今回、EUに懐疑的なポピュリズム大衆迎合主義)がどの程度支持を集めるかが注目される。反EU派が議席数を増やせば、今後5年間の欧州議会に大きな影響を与えることになる。
ただ、通貨ユ-ロの変動はポピュリズムの台頭だけでは悪影響にはならないと考えられる。


欧州オーストリア政局も混迷

欧州オーストリアで、極右政党の党首をめぐるスキャンダルを受けて、連立を組んでいたクルツ首相に対する不信任決議案の採決が行われる事態となりました。オーストリア政局の混迷は、今月行われるEUの議会選挙で、各国の極右政党や右派政党の得票に影響するのではないかという見方も出ています。
オーストリアでは、副首相を務める極右政党「自由党」のシュトラッヘ党首が2年前の議会選挙の前にロシアの新興財閥の関係者とされる女性と面会し、選挙資金を受ける見返りに、公共工事の受注などの不正な便宜供与を図ると持ちかけていたスキャンダルが明らかになり、シュトラッヘ氏は18日、副首相と党首を辞任しました。
オーストリア議会は野党の要求を受けて、連立を組んでいたクルツ首相に対する不信任決議案の採決を今月27日に行うことを決めました。
決議案が可決されるには議会の過半数の賛成が必要ですが、クルツ首相から連立の解消を突きつけられ、対立が深まっている「自由党」と最大野党の「社民党」が賛成に回れば、クルツ首相は辞任に追い込まれることになります。
今月23日から26日にかけてEUの議会選挙が行われますが、今回のオーストリア政局の混迷は各国の極右政党や右派政党の得票に影響するのではないかという見方も出ています。
欧州全域で反EU勢力が拡大しそうな感じです。