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米国 インフレ抑制 今後、利下げ観測浮上か

ブルームバーグ
米国の個人消費支出(PCE)は3月に大きく拡大した。一方で、PCEコア価格指数は約1年ぶりの低い伸びに減速。米景気の主要エンジンである個人消費は勢いを持続しているものの、金利に関して辛抱強くいられるという金融当局の姿勢を補強する内容となった。
3月の個人消費支出は前月比0.9%増-約10年ぶりの大幅な伸び。
3月の個人所得は0.1%増。
食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は3月に、前月比ほぼ変わらずとなった。エコノミスト予想は0.1%上昇だった。前年同月比では1.6%上昇と、2018年1月以来の低い伸び率で、同じく市場予想(1.7%上昇)に届かなかった。PCE総合価格指数は前月比0.2%上昇(予想0.3%上昇)、前年同月比では1.5%上昇(予想1.6%上昇)だった。
今回の統計は個人消費の力強さを示唆するが、26日に発表された1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値では個人消費が1.2%増に鈍化したことが示された。
失業率が低く、大半のエコノミストが経済成長は平均を上回っているとみているにもかかわらず、PCE価格指数は市場予想に届かず、金融当局が掲げる2%の目標も依然下回っている。


FRB、利下げに動く可能性 インフレ鈍化受け=NEC委員長

ロイター
米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は29日、連邦準備理事会(FRB)がインフレ鈍化を踏まえ、利下げに踏み切る可能性があるとの認識を示した。
カドロー委員長はFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、「FRBは内部でインフレ目標の引き下げについて討議している」と指摘。FRBが適切と判断するスケジュールに沿って「金利を引き下げる可能性があることを意味している」と述べた。
また、現在空席が2つとなっているFRB理事ポストについて、ホワイハウスは引き続き、トランプ米大統領が指名を検討している保守系経済評論家のスティーブン・ムーア氏を支持していると記者団に語った。
さらに、もう1つの空席を埋めるため、ホワイトハウスが多くの候補者と面接していることも明らかにした。トランプ大統領が指名を検討していた元ピザチェーン経営者のハーマン・ケイン氏は前週、指名を辞退している。