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景気サイクルの過渡期は、特に相場のボラティリティに注意

ブルームバーグ
マクロ戦略のヘッジファンド、アトレウス・キャピタルが閉鎖を決めた。複数年にわたる業界の成績不振でまた1つのファンドが撤退する。
アトレウスはニューヨークとロンドンのオフィスを閉鎖し、主要ファンドのアトレウス・マスター・ファンドの運用を停止する。ブルームバーグが投資家向け書簡を入手した。マクロ経済イベントと商品関連の投資を行う同ファンドの運用資産はピーク時には20億ドル(約2200億円)に達していた。別の資料によると、2018年の成績は11月まででマイナス4.5%と、3年連続のマイナスに向かっていた。
創業者で最高投資責任者(CIO)のトッド・エドガー氏は書簡で「ここしばらくで最良の環境になったと実際に感じている今、閉鎖を決めるというの少なからず皮肉なことだ」とコメントした。
相場乱高下と地政学的リスクが運用者を惑わす中で、昨年は多くのヘッジファンドが閉鎖。ユーリカヘッジによれば、閉鎖ファンド数が新規設定数を3年続けて上回った。


この傾向は、FX参加者にも言えることでしょう。
大きな波の「往ってこい」相場に耐えられないようなポジション取り、リスク資産過大のポジションは、景気サイクルの下降局面では死を意味します。
下がり続ける相場はなく、時として反発する。景気サイクルの過渡期は、特に相場のボラティリティに注意です。