豪ドル安の2018年、2019年は?
2018年12/31時点 1年間の騰落率
米ドル相場
EUR/USD 1.14561 -4.60%
GBP/USD 1.27449 -5.60%
AUD/USD 0.70440 -9.73%
NZD/USD 0.67118 -5.52%
USD/JPY 109.61 -2.69%
USD/CNY 6.86616 5.43%
USD/CHF 0.98287 0.88%
USD/CAD 1.36477 8.82%
EUR/USD 1.14561 -4.60%
GBP/USD 1.27449 -5.60%
AUD/USD 0.70440 -9.73%
NZD/USD 0.67118 -5.52%
USD/JPY 109.61 -2.69%
USD/CNY 6.86616 5.43%
USD/CHF 0.98287 0.88%
USD/CAD 1.36477 8.82%
円相場
EUR/JPY 125.61 -7.09%
GBP/JPY 139.88 -8.02%
AUD/JPY 77.21 -12.15%
NZD/JPY 73.66 -7.95%
CNY/JPY 15.96 -7.71%
CHF/JPY 111.54 -3.52%
CAD/JPY 80.31 -10.44%
EUR/JPY 125.61 -7.09%
GBP/JPY 139.88 -8.02%
AUD/JPY 77.21 -12.15%
NZD/JPY 73.66 -7.95%
CNY/JPY 15.96 -7.71%
CHF/JPY 111.54 -3.52%
CAD/JPY 80.31 -10.44%
2018年の外為相場は、一言で言えば米ドル高相場だったと言えます。しかし、主要国通貨の中で、そのドル高を許さなかったのは日本円だけです。
一方、負け組通貨の筆頭は豪ドルでした。ブレグジットに揺れるポンドを抑え、あらゆる通貨に対して下落しました。資源価格下落、中国経済減速、歴史的な干ばつ、住宅バブル後遺症、政治的混乱など、悲観材料がすべて出そろったような2018年でした。
ただ、豪経済はそれなりに堅調。特に、豪財政の健全性は折り紙付きです。
豪州政府は12月17日公表の年央財政見通しの中で、2019年度(2019年7月~2020年6月)の基礎的財政収支が41億豪ドルの黒字となる見通しを示しました。豪財政の黒字化は、世界的金融危機前の2007年度以来となります。
2018年5月に公表した予算案時点の計画では、2019年度の財政黒字額は22億豪ドルと見込まれていました。このところの底堅い雇用環境や企業収益の拡大を背景に、個人所得税や法人税の税収が予想以上に伸びたことが、今回の財政黒字見通しの引き上げに繋がった模様です。
財政黒字は2021年度には190億豪ドルへ拡大が見込まれており、世界的金融危機後に悪化した財政の立て直しはどこの国よりも進んでいます。
豪ドルはかつての高金利など投機的な選好理由から、玄人(クロウト)が好む財政健全国通貨へ様変わりし、豪ドルの投機的価値は低くなっていますが、欧米諸国と比較しても低インフレとなり実質的価値は高まっています。市場では投機的魅力に欠く豪ドルですが、個人的には豪ドルを買い持ちにするスタンスです。
一方、負け組通貨の筆頭は豪ドルでした。ブレグジットに揺れるポンドを抑え、あらゆる通貨に対して下落しました。資源価格下落、中国経済減速、歴史的な干ばつ、住宅バブル後遺症、政治的混乱など、悲観材料がすべて出そろったような2018年でした。
ただ、豪経済はそれなりに堅調。特に、豪財政の健全性は折り紙付きです。
豪州政府は12月17日公表の年央財政見通しの中で、2019年度(2019年7月~2020年6月)の基礎的財政収支が41億豪ドルの黒字となる見通しを示しました。豪財政の黒字化は、世界的金融危機前の2007年度以来となります。
2018年5月に公表した予算案時点の計画では、2019年度の財政黒字額は22億豪ドルと見込まれていました。このところの底堅い雇用環境や企業収益の拡大を背景に、個人所得税や法人税の税収が予想以上に伸びたことが、今回の財政黒字見通しの引き上げに繋がった模様です。
財政黒字は2021年度には190億豪ドルへ拡大が見込まれており、世界的金融危機後に悪化した財政の立て直しはどこの国よりも進んでいます。
豪ドルはかつての高金利など投機的な選好理由から、玄人(クロウト)が好む財政健全国通貨へ様変わりし、豪ドルの投機的価値は低くなっていますが、欧米諸国と比較しても低インフレとなり実質的価値は高まっています。市場では投機的魅力に欠く豪ドルですが、個人的には豪ドルを買い持ちにするスタンスです。
AUD/NZD