米国雇用統計 市場予想下回る

米労働省が発表した11月雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比+15.5万人。伸びは10月+23.7万人から縮小し、予想+19.8万人を下回った。失業率は3.7%と、予想通り。
注目の平均時給は前月比＋0.2％と、予想の＋0.3％をやはり下回った。10月分は＋0.1％と、＋0.2％から下方修正された。前年比では+3.1％。
賃金の伸びは維持したものの、他の先行指標としての雇用関連指標と同様に、雇用がピークをつけた可能性が示唆された。このため、FOMCの2019年の利上げ軌道も鈍化する可能性も出てきた。