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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米国のインフレ指標

米国の直近のインフレ率は、前年比2.5%。
6~7月をピ-クに、インフレ率は低下傾向にあります。

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このグラフの推移から今後の予想をすると、
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このようになると予想できます。
ここにきて、原油価格の急落をはじめ、コモディティ価格は下落傾向にあります。

消費者や企業、市場関係者(投資家等)などが予想する将来の物価上昇率のことを期待インフレ率、予想インフレ率と言いますが、その一例でミシガン大学発表の期待インフレ率があります。

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直近値では2.8%でした。

米国の政策金利は現在2.25%。今月、利上げが間違いないので2.5%になります。
この水準は現在のインフレ値と同水準になり、そして期待インフレ率に近づくことになりますが、このところ原油価格が20%以上下落し、原油価格がバレル$50台で推移するようであれば、期待インフレ率も下がる可能性が高い。
政策金利が期待インフレ率と同等になった場合、実体経済下では利上げは必要ない、FRBによる利上げもこのあたりまで、というような思惑や観測が浮上します。
その時、ドル高相場が反転する可能性が高いと、個人的には観ています。