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米中間選挙 いよいよ今夜投票へ

トランプ政権に対する審判の場と位置づけられる中間選挙は、日本時間の6日午後8時から投票が始まりました。
中間選挙は、100ある上院の議席のうち35の議席と435議席ある下院のすべての議席が改選され、最新の世論調査によりますと、上院は共和党が多数派を維持する可能性が高まっていますが、下院では民主党がやや優勢ですが、終盤になって共和党が激しく追い上げ接戦になっているという見方が出ています。
アメリカの政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、最新の世論調査では議会上院は共和党が49議席を確保する勢いです。
日本政府は、今回の中間選挙はトランプ政権の審判となる重要な選挙だとして、選挙結果を注視しています。
外務省では、ワシントンの日本大使館アメリカ各地の総領事館に特別チームを設けて情勢分析を進めていて、上院では与党・共和党が多数派を維持する可能性が高く、下院は接戦と見ています。
そして、共和党が上下両院で多数派を維持すれば、トランプ大統領の強硬な路線が勢いづく可能性があるとして、TAG=物品貿易協定など2国間の交渉に影響が出ないよう準備を急ぐ方針です。
一方、民主党が下院で多数派となり、上下両院で「ねじれ」の状態になった場合には、イランをめぐる問題や地球温暖化対策など共和・民主両党で考え方が異なる政策に影響が出る可能性があるとしていて、1国中心主義を強めてきたトランプ大統領政権運営にどう影響するのか注視しています。