fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

英国関連ニュ-ス

ユニリーバ  脱英国ならず

英蘭資本の食品・家庭用品大手ユニリーバは、オランダに本社を一本化する計画を撤回した。英国側の主要株主が相次いで反対を表明したため。同社はロンドンとロッテルダムの2カ所に本社を置く現体制を廃止し、新たにオランダで持ち株会社を設立する計画だった。
同社は「一部の主要株主がこの案を支持しておらず、計画を撤回することが妥当とみなした」と説明。ただ、「2本社体制の簡素化は、当社の長期的利益を高めるとなお確信している」と強調し、「今後の措置を検討し、株主との対話を続ける」としている。
この計画には、英保険大手アビバの資産運用部門アビバ・インベスターズや英投資会社コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツ(CSI)など、ユニリーバ株の計12%を握る株主が公に反対していた。これらの株主は、プレミアムなしで持ち株売却を強いられる可能性や、オランダでの配当を巡る今後の税制上の扱いの不透明感を懸念していたほか、この計画の狙いの一部が、企業買収に関してより保護的なオランダ法で同社を買収から防衛することにあるとして不満を表明していた。

英国の若者の過半数が貯金できず

英国の若者の過半数が、貯金の習慣をなくしている――。英政府統計局(ONS)が4日発表した最新調査で、こうした傾向が明らかになった。
ONSは2014年~2016年にかけて英国に在住する22~29歳の若者を対象に調査を実施。その結果、全体の53%が貯蓄口座や非課税の個人貯蓄口座(ISA)に貯金が一切ないことが分かった。前回調査を実施した2008年~2010年の41%を大きく上回っている。
一方、貯金をしている若者の平均貯蓄額は1,600ポンドと、前回の900ポンドから2倍近くに増えた。
ただ、貯蓄額の差は大きく、貯金をしている若者の上位10%は少なくとも1万5,000ポンドを貯めているのに対し、下位100%は100ポンド未満にとどまっている。