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金価格下落阻止ファンドの創設

ブルームバーグ
資産家ジョン・ポールソン氏は、1年近い水面下の作業を経て15の機関投資家と共に、金価格下落阻止同盟を結成した。同氏のヘッジファンド運営会社ポールソンが指摘する、ゴールドの価格破壊に歯止めをかけるのが目的。
新たに結成された「シェアホールダーズ・ゴールド・カウンシル」が配布した資料によると、トクビル・アセット・マネジメントのジョン・ハサウェイ氏や、アクティビストのリバモア・パートナーズなどが参加に賛同。今年4月、自らの純資産57億ドル(約6400億円)の半分を金(ゴールド)に投資すると話していたエジプトの資産家、ナギブ・サウィリス氏のラ・マンチャ・グループも参加する。
同盟についての構想は最初、ポールソン社が昨年9月、デンバーで開かれた金業界会合で提案した。
ポールソン社のパートナー・マルセロ・キム氏は「金価格は昨年からじり安となっており、株主リターンは振るわない。同セクターへの関心は後退し続けており、金からの資本逃避と著名ファンドの閉鎖を目の当たりにしてきた」と指摘した。
金相場は同盟構想を提案した当時、1オンス=1300ドル近辺と、現在のスポット価格を約90ドル上回っていた。キム氏はその後、金鉱会社の行動に目立った改善は見られないと指摘。金鉱会社は10年近く放漫経営を続けており、機関投資家は幹部報酬、取締役人事、合併・買収(M&A)などの問題に関して影響力を強めるべきだと述べた。


ゴールドの値下がりを皆で買い支えようと言うわけですね。
米国の利上げがピークに達すれば、イヤでもゴールドは値上がりしますが、それまで待てないということでしょう。