fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

弱い米国PPIでドル安へ

弱い米国PPIでドル安へ。
イメージ 3



ブルームバーグ
8月の米国生産者物価指数(PPI)は市場の予想外に低下。1年半ぶりにマイナスとなった。サービスや食品の価格下落が反映された。
生産者物価指数は前月比0.1%低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.2%上昇。前月は横ばい
前年同月比では2.8%上昇と、2月以来の低い伸び。市場予想は3.2%上昇。前月は3.3%上昇
食品とエネルギーの除くコアPPIは前月比0.1%低下(予想0.2%上昇)-前年同月比では2.3%上昇(予想2.7%上昇)。前月は2.7%上昇
食品、エネルギー、商業サービスを除いたベースのPPIは前年同月比2.9%上昇。
サービス価格は0.1%低下。機械・器具卸売りのマージン低下が最大の押し下げ要因となった。機械・器具卸売りのマージンは1.7%低下と、昨年12月以来最大のマイナス。
財のコストは変わらず。食品が0.6%低下、エネルギーは0.4%上昇した。
食品とエネルギー、商業サービスを除いたベースのPPIは前月比で0.1%上昇と、前月(0.3%上昇)から伸びが鈍化した。

ロイター
8月の米国卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%下落し、2017年2月以来初めて落ち込んだ。市場予想は0.2%上昇だった。エネルギーが値上がりする一方で、食品や幅広い貿易サービスが下落し、全体水準を押し下げた。
予想外のマイナスにはなったものの、労働市場の引き締まりや好調な経済を背景に、インフレは総じて安定的に上昇している。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スイート氏は、低い失業率、国内総生産(GDP)や賃金の伸び、財政政策が経済を支援しているとし、「インフレ圧力は今後数四半期に強まるはずだ」と述べた。
トランプ政権が木材や洗濯機、太陽光パネル、鉄鋼、アルミニウム、そして幅広い中国製品に輸入関税をかけたことも今後、物価上昇圧力になるとみられる。
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目するコア個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除いたコア指数が7月に前年比2.0%上昇した。FRBの目標である2%に届いたのは今年3度目だ。
ウエルズ・ファーゴ証券のシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「機械と専門機器の利益幅が下がったことは、生産者が関税の影響で上昇した投入コストを価格に転嫁しづらいのかもしれない」と述べた。

ポンド/ドル

イメージ 1



オージー/ドル
イメージ 2