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ブレグジットの合意はズルズル後ズレに

ブル-ムバ-グ
英国と欧州連合(EU)は、7週間以内に離脱交渉を妥結させたいと公に表明しているが、双方の高官はその可能性が低いことをひそかに認めている。
協議の非公開を理由に双方の立場に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語ったところでは、英国とEUは遅くとも11月半ばという新たな期限を設定し、離脱条件の最終的な詰めを目指している。時間枠の延長は、交渉の進展が難航する状況を示す新たな兆候であり、離脱予定の2019年3月29日近くまで交渉が長引けば長引くほど、合意できない可能性が高まる危険がある。10月18日から始まるEU首脳会議がこれまで合意の期限と考えられていた。
12月ないし来年1月に期限が再び延長されれば、妥協か交渉断念かという危険な選択を両者が迫られることもあり得る。
メイ英首相のスウィフト報道官は28日にロンドンで記者団に対し、「われわれは10月の期限に向けて作業を進めている。交渉ペースを速めることで双方が合意した」と説明。EUのバルニエ首席交渉官は先週、英国のラーブEU離脱担当相と会談後、合意成立の期限として10月にコミットせず、それよりもかなり遅くなることはあり得ないとあらためて述べ、「年末よりもかなり前に」まとめる必要があるとの認識を示した。


まぁ、ブレグジットの合意がズルズルと後ズレになることは、個人的には想定通り。
合意なき離脱、合意できない双方の確執、時間だけが過ぎていく。