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英3─5月賃金伸び率が半年ぶり低水準

[ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した統計によると、3─5月の平均賃金(週ベース)は前年比2.5%上昇し、伸び率は2─4月の2.6%から鈍化したほか、昨年9─11月以来の低水準となった。
ボーナスを除く賃金の伸び率は2.7%と、同様に0.1%ポイント鈍化した。
3─5月に13万7000人の雇用が創出されたことを受け、就業率は過去最高の75.7%に上昇した。
ただ、就業率が過去最高となったにもかかわらず、賃金伸び率が6カ月ぶりの低水準まで鈍化したことは、来月に利上げするかどうかを検討する英中銀にとって悩ましさが増す内容となった。
今のところ今回の統計に市場は反応薄。エコノミストらは8月2日の英利上げ見通しに変わりはないとみている。


まぁ、ポンドが大きく動くのは物価指標でしょう。
注目は、消費者物価が市場予想の前年比+2.6%に達するかどうか。
英国のガソリン価格は、6月に5月より下がった。しかし、英ガス・電力大手セントリカの小売部門ブリティッシュ・ガスは、5月29日付で家庭用電力およびガス料金を5.5%引き上げると発表した。その影響を受けるのは410万世帯と一部にとどまるが、今度は英電力大手SSEが7月11日付で家庭用電力・ガス料金を平均6.7%引き上げると発表した。こちらは、対象となるのが236万世帯。
あとは、要となる食料インフレは予想がつかない。