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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米国の住宅市場は拡大中だが

所有する住宅(多くの場合、自宅)の正味価値(ホームエクイティ)を担保にし、この正味価値を融資限度にして組まれたローンが、米国で個人がリフォーム費用や医療費、教育費などを調達する際に一般的に利用される。
米国では2006年まで堅調だった不動産市場の支えもあって好景気の要因となるキャッシュフローを生み出したとされる。低金利状態で不動産価格が上昇する局面において、非常に有効な資金調達方法であった。
米国の平均的な人が持つ最大の資産は、実は株ではなく「ホームエクイティ」と呼ばれる借り入れ金額を差し引いた後の純資産としての住宅価値である。これは住宅を担保とした家計の借り入れ余力であり、住宅ローンの返済分が純資産の増加として蓄積されている。例えば30万ドルの住宅ローンがあっても住宅価格が40万ドルなら10万ドルの借り入れができる。住宅価格が上昇すれば借入額も増える。

もはや死語となったはずの「右肩上がりの土地神話」だが、米国では再び住宅バブルが熟成されている。前回の住宅バブル崩壊金融危機以前と比べればその水準は低いものの、今後のリスクとしては注視しておきたい。

ケ-スシラ-住宅価格指数
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住宅着工件数
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ロイタ-とブル-ムバ-グ調査予測
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民間債務残高
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銀行の長期貸し出し金利
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