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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

オ-ストラリア経済は良好

18年1~3月期の豪実質GDPは、豪州準備銀行(RBA)が2018年5月に公表した経済見通しを上回りました。RBAの経済見通しでは、豪州の実質GDP成長率は2018年末から2019年にかけて3%を上回る水準へ回復すると予想されていましたが、この1~3月期の実質GDP(前年比+3.1%)はRBAの想定よりも早い段階で3%台の成長を回復する結果となりました。
次回4~6月期の実質GDPも3%を上回れば、豪金融政策を見直すキッカケに繋がる可能性もありそうです。

現在のところ、先進国の中で実質GDPが前年比で3%を上回るのはオ-ストラリアだけです。

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ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は12日、オーストラリアの5月の企業景況感指数と企業信頼感指数を発表した。信頼感は前月比5ポイント低下の6。景況感は前月比6ポイント低下の15となった。NABは「記録的高水準の前月から低下したものの、依然として高水準を維持している」とした。
NABは非農業部門の約400社を対象として5月23日~30日に調査を実施した。同指数はゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。景況感指数は現在の景況に対する満足度を示し、信頼感指数は向こう3カ月間の短期景況見通しを示している。
主要指数は、在庫が7ポイントと、4ポイント上昇した一方で、売上高:6ポイント低下の22、利益:9ポイント低下の13、雇用:5ポイント低下の8、新規受注:1ポイント低下の4、輸出:2ポイント低下の1―と低下した。売上高や利益、雇用の景況感は4月の上昇分を相殺したが、どれも比較的高い水準にとどまった。

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オーストラリアの最大都市シドニーで、南半球の冬の到来を告げる毎年恒例の光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」が開催されている。祭典は今年で10年目で、年々規模を拡大し、昨年は過去最多の233万人が訪れた。
2018年5月25日(金)~6月16日(土)の23夜にわたって繰り広げられる、Vivid Sydney(ビビッド・シドニー)の祭典は、この種としては世界最大で、オーストラリア最大のイベントである。
ニューサウスウエールズ州(NSW)のアダム・マーシャル観光主要行事相は、「昨年、約3万8000人のビジターがNSW滞在を延長し、シドニー以遠に旅行することを選択した。累計9万4000泊以上になり、州経済に1600万豪ドル以上をもたらした」と述べた。
今年の経済効果はいかに!?

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懸念材料
オーストラリア気象庁(BOM)はこのほど、全国的に干ばつが深刻化しており、1900年ごろからの観測史上で最悪の水準に達していることを明らかにした。特に、ニューサウスウェールズ州クイーンズランド州内陸部、ビクトリア州北西部、南オーストラリア州東部での状況が懸念されている。
こうなると、農作物、酪農に大きな影響が出るかも知れません。