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トルコリラ下げ止まり  大統領選と国会総選挙を6月24日に前倒し

トルコのエルドアン大統領は、2019年11月実施予定だった大統領選と国会総選挙(一院制、定数550)を18年6月24日に前倒しすると表明した。
選挙は議会の承認などの手続きを経て正式に実施が決まる見通しで、シリア情勢などをめぐって欧米との対立が続く中、低迷する国内の経済や、シリアをはじめ中東での軍事や外交政策に大きな影響を及ぼしそうです。
エルドアン氏は前倒しの理由について、早期に実権型大統領制を導入して隣国シリア問題など内外の課題に対処する必要があるためだとの考えを示した。
トルコでは、2016年7月のクーデター未遂事件を受けて政府が発令した非常事態宣言を3カ月間、再び延長することを承認。選挙は非常事態下で行われる。


このところ、トルコリラが反発する傾向があるのはこの選挙のためか。
経済政策の無能ぶりの現政権下では、安心してトルコリラの下落を予想することができた。

トルコ統計局(TUIK)発表
3月の消費者物価指数(CPI) 前年同月比10.2%上昇
2月の消費者物価指数(CPI) 前年同月比10.3%上昇


と、インフレも収まる傾向がない。

現無能政権から、それよりもマシな政権ができることに期待したトルコリラの上昇でしょう。