fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

世界は、Win-Win から Win-Lose へ

私fxdondonは、十数年前に米国バブル経済の崩壊を観察するブログを記述していました。もしかしたら、その頃の記事を目にされた方もおられるのかもしれませんが。しかし、バブル経済崩壊後の負の清算が終わりになるにつれ、私の役目も終わったと記述を終了しました。
しかし、数年を経て、再び警笛を鳴らさなくてはならない時期に差し掛かってきたようです。
米国はトランプという大統領を選出し、トランプは本音を正直に「アメリカが良ければそれでいい」という、アメリカの利益を中心に据えた政策を展開しています。前大統領オバマは、アメリカも世界各国もWin-Win(自分も勝ち、相手も勝つ)の関係を心がけ、本音より建て前の政治経済政策を展開していたように思いますが、このトランプはWin-Lose(自分が勝ち、相手は負ける)にこだわりそうです。
個人的には、こういう男、嫌いじゃないです。ただ、米国としたら数々の敵と立ち向かわなくてはならないことにばります。

●貿易戦争 モノ・サ-ビス輸出入でのWin-Lose(資本流出レパトリが加速か)
●通貨戦争 為替相場でのWin-Lose(かつてのアジア通貨危機新興国通貨危機へ発展決着か)
●武力戦争 米国・中国・ロシアの対立激化(Win-Lose、白黒つけるのかどうか・・・)

トランプが貿易輸出入・通貨ドル・軍備において敵を倒すという、Win-Lose(自分が勝ち、相手は負ける)をハッキリとさせられるのかどうか。
まずは、貿易戦争。トランプ曰く、「貿易戦争は有用で、勝つのも簡単」と発言。
幕は切って落とされました。2018年は騒がしくなりそうです。