3月度経済指標がある程度出揃った現在
3月度実績の経済指標は、欧州の一部がまだ未発表ですが、米国の主要経済指標は出揃いました。
4月1日発表の製造業PMIを皮切りに、次々弱い経済指標結果が発表されました。
では、ドル相場がどう動いたのか、3月末のレ-トと現在4月25日のレ-トを比較してみましょう。
EUR/USD 3/31 1.1035 ⇒ 4/25 1.0818
GBP/USD 3/31 1.2416 ⇒ 4/25 1.2365
USD/CAD 3/31 1.4044 ⇒ 4/25 1.4097
USD/ZAR 3/31 17.873 ⇒ 4/25 19.019
USD/JPY 3/31 107.51 ⇒ 4/25 107.46
『米国の景気後退局面で米インフレが低下したら米ドル高』という過去の経験則に、ここまでは合致しています。
USD/JPYに観られる、米ドルと日本円のどちらに逃げ込みたいですかという悲観度合いはトントン。
原油相場で5月限が一時▼40ドル台と前代未聞の価格になったものの、CAD安は限定的、GBPもEUR売りの受け皿となったことでGBP安も限定的でした。
3月度経済指標は、各国のロックダウンの影響も一部期間しか含まれていませんので、悪化ぶりも限定的でした。
しかし、この4月度は1日時点からロックダウンに入っており、経済指標結果の驚くような悪化ぶりに目を疑うものと思われます。
企業大量倒産、雇用破壊の行き着く先は、世界恐慌、世界総デフレということになりますが、そこまで行き着く過程の中では『次元の違う相場』がかなり示さるものと思われます。
さて、昨日ZARが上昇する場面がありましたが、そこでZAR売りを構えましたが、含み益で今週は終えました。今回はUSD/ZARの他、EUR/ZARでもZAR売りを仕掛けています。