欧州経済 思ったより深刻
前に、市場は欧州経済を楽観視し過ぎていると記事にしたことがありましたが、結果はまさしくそのようです。
ドイツ GfK消費者信頼感指数
結果 ▼23.4 予想 ▼1.8 前回 2.7
5月の独消費者信頼感指数はマイナス23.4で、前月改定値の2.3から大幅に悪化し過去最低となった。GfKの調査担当者は声明で「消費者を巡る状況は現在、急速に悪化している。小売り、製造業、サービス業は、迫り来る非常に深刻なリセッションへの準備が必要だ」と述べた。
ドイツ 総合購買担当者指数 (PMI)
結果 17.1 予想 31.0 前回 35.0
フランス 総合購買担当者指数(PMI)
結果 11.2 予想 26.0 前回 28.9
フランス国立統計経済研究所(INSEE)は、新型コロナウイルスの流行に伴う都市封鎖により、フランス国内の経済活動が依然として通常の水準を35%下回っているとの見方を示した。
3月中旬に都市封鎖が始まって以降、経済活動の回復はみられず、民間部門の経済活動は通常の半分程度にとどまっているという。
4月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は11.2。3月の28.9から大幅に低下し過去最低を更新した。サービス部門、製造業ともに新規受注や雇用が記録的な落ち込みとなった。
ユーロ圏 総合購買担当者指数 (PMI)
結果 13.5 予想 25.7 前回 29.7
英国 総合購買担当者景気指数(PMI)
結果 12.9 予想 31.4 前回 36.0
そして、イタリアでは感染者数が落ち着いた思いきや、再び増加した。昨日は3370人増と、ここ4日間で最も大幅な増加となった。
「アフタ-コロナ」とか「コロナウィルス感染が止まれば」とかタラレバで市場予想している者もいるが、これは的外れ。
「コロナウィルスがかなり猛威を振るったら」とか「世界の人々が閉じこもりを余儀なくされる経済になったら」とか、そういうことを想定すべきです。
まぁ、楽観している人が多いからこそ、市場では想定以上のリスク回避の動きになって、私fxdondonなど悲観派を儲けさせてくれることになるので、それはそれでよし(笑)
イタリア感染者数推移