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欧州議会選、英で機運高まる

欧州連合(EU)離脱期限が最長で10月末まで延期されたことを受け、英国では5月23~26日に実施される欧州議会選挙への機運がにわかに高まっている。6週間しか残されていない中、メイ首相が依然として短期間の延期を念頭に置く一方、各党は候補者の擁立を急いでいる。BBC電子版が伝えた。
臨時のEU首脳会議(サミット)では、延期期間内に離脱協定が英・EU双方で批准された場合には、英国は翌月1日にEUを離脱する。また、5月22日までにこれが批准されない場合、英国は欧州議会選に参加する必要があり、これを怠った場合には合意の有無にかかわらず6月1日にEUを離脱することになる。
英国最大野党・労働党からは現職の欧州議会議員20人のうち、16人が再出馬を決めている。与党・保守党は、現職の18議員全員が再出馬とはいかないもようだ。自由民主党緑の党は、今回の選挙でEU残留に風向きが変わることを期待しているとみられる。なお、欧州議会選の国内実施コストは1億900万ポンドと見積もられている。メイ首相は5月22日までの離脱協定可決を目指し、政府と労働党は4月23日までのイースター休暇中もEU離脱方針を巡る協議を継続する方針だ。