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米雇用統計:量は拡大、質は低下

ブルームバーグ
3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回った。2月の雇用者数も速報値から上方修正された。鈍化している米景気への懸念がやや和らぐ可能性がある。一方で、平均時給の伸び率は低下。失業率は49年ぶりの低水準近辺を維持している。

キーポイント
非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比19万6000人増
ブルームバーグがまとめた市場予想中央値は17万7000人増
2月は3万3000人増に上方修正された(速報値2万人増)
家計調査に基づく失業率は3.8%-前月と変わらず
平均時給は前年同月比で3.2%増-前月3.4%増
エコノミスト予想の全てを下回った(予想中央値3.4%増)

インサイト
平均時給の伸び鈍化はインフレがこの先、一段と抑制される可能性を示す

ストラテジストの見方
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏:

「米金融当局にとって完璧な内容だ。賃金上昇圧力はないという当局の主張を実際に裏付けた」とブルームバーグテレビジョンで指摘。「賃金インフレのリスクは非常に小さい」。


まぁ、上出来の雇用統計だと思います。