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米国経済のリセッション入り予測

ブル-ムバ-グ
全米企業エコノミスト協会(NABE)の調査で、エコノミストの8割近くが2021年末までに米国がリセッション(景気後退)入りすると予想した。
25日に公表された半期調査によると、エコノミストの10%が年内、42%が来年、25%が21年中のリセッション入りを予想した。残りは22年以降の景気後退予想か、意見を示さなかった。調査は1月30日から2月8日にかけて約300人のNABE会員を対象に実施した。
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、景気悲観論者に同意してはいない。だが、そうした悲観論が分かっていないわけではない。
ダイモン氏は「われわれはリセッション(景気後退)に備えている。リセッションを予測しているのではない。われわれが負うリスクを強く意識していると指摘しているだけだ」と述べた。

●パウエルFRB議長:米経済は良好、一部に「相反」する流れも
●米消費者信頼感指数:2月は131.4に上昇、現況指数は18年ぶり高水準

みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「パウエルFRB議長の議会証言で利上げを急がないことが強調されたほか、経済指標として重要な消費者信頼感指数が大きく改善し、今後も堅調な景気が続くとみてとれる」と話した。米国株は過熱感から足踏みしているとし、「景気敏感で出遅れ気味な日本市場に資金が向かいやすい」と指摘する。
ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は「マーケットのメインテーマはやはり米中通商協議にある」と述べ、最終的にどう決着するかを見極めるまではリスクオンにはなりにくいとみていた。