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米国 貯蓄率は年初来で最低に

My Big Apple NY
米9月個人消費支出は前月比0.4%増と前月の0.5%増(0.3%増から上方修正)を下回りつつ、7ヵ月連続で増加している。
個人所得は前月比0.2%増と、31ヵ月連続で増加している。前年比は2.4%増と、前月の2.5%増を下回った。
可処分所得は前月比0.2%増となり、前月の0.4%増を下回りつつ15ヵ月連続で増加した。前年比は4.9%増と8月の5.2%増を下回り、6ヵ月ぶりの低水準。実質ベースの可処分所得は前月比0.1%増となり、15ヵ月連続で増加。
実質ベースでの個人消費支出の伸びが所得を上回り、貯蓄率は年初来で最低になった。
米国では9月は新年度入り、新学期初めとあって個人消費は所得を超える伸びとなりました。結果、貯蓄率は年初来で最低を更新。米7~9月期実質GDP成長率は家計が牽引し高成長を維持しましたが、少なくとも年末まで成長を支えることは間違いなさそうです。ただし、2019年は貯蓄率の低下をカバーする動きが予想され、季節性残差という統計上の問題もあり、年初は再び個人消費の減速が見込まれます。