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英国住宅価格は値下がりへ

ロイター
英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が11日公表した調査によると、英国の住宅価格見通しは2016年の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票以降で最も弱い水準となった。イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁が主要閣僚に対し、英国が合意なく離脱した場合、住宅価格は急落する可能性があると警告したとの報道が一部で懸念された。
9月のRICS住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」との回答を引いた数値)はマイナス2で4カ月ぶり低水準となり、ロイターがまとめた市場予想を下回った。
今後3カ月間および12カ月間の住宅価格の見通しは16年6月以来の弱さとなった。
RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソーン氏は、離脱交渉に関連した不透明感やカーニー中銀総裁の閣僚への発言報道が主な要因と指摘した。
英メディアは9月、カーニー総裁が主要閣僚に、合意なき離脱なら住宅ローン金利が急上昇して住宅価格が3年間で35%下落するとの予想を示したと報じた。

まぁ、このブログをご覧の方は、随時英国の住宅価格状況の推移グラフを掲載しているので、英国住宅市場の低迷ぶりはご存知でしょう。

過去5年間の推移
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ただ、住宅価格はまだまだ下落途中であって、カ-ニ-さんの言う「住宅価格が3年間で35%下落する」というのも、個人的には楽観的かと思います。英国がEU離脱により、ロンドンやバ-ミンガム、グラスゴ-などの都市が、国際的ビジネスにふさわしくない地に変わることで、ヒトが離れていくのも当然の成り行きだと思います。