英小売売上 対前年比 予想を上回る
英小売売上 対前年比
結果 0.3%
予想 -0.1%
結果 0.3%
予想 -0.1%
[ロンドン 20日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が20日発表した8月の小売売上高指数は前月比0.3%上昇、前年比3.3%上昇となり、ロイターが集計したエコノミスト予想(前月比0.2%低下、前年比2.3%上昇)を上回った。
英消費者の購買意欲は8月も衰えず、英国の欧州連合(EU)離脱が近づき消費者が買い控えに走っている兆候はみられなかった。
前年比上昇率は7月の3.8%(改定値)からは鈍化したものの、すべての事前予想を上回った。
7月の急上昇は、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の開催や夏の猛暑が原因と広くみなされている。
6─8月の小売売上高指数は2.0%上昇に伸びが鈍化した。5─7月は2.4%上昇だった。
インフレ高進と賃金上昇の鈍さにより、家計の購買力は低下しているものの、EU離脱が決まった2016年の国民投票以降、消費が英経済全体への打撃を和らげる原動力となっている。
ただ、消費者の購買力低下はみられないものの、小売店側は大幅な値下げを余儀なくされている。
統計局は8月の売上高について、家具や家電の販促によって押し上げられ、食品と衣料品の売り上げは7月に比べて減少したと説明した。
予想を上回る結果でポンドは上昇。
GBP/AUDはそのままホ-ルドしています。