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トルコが債務不履行(デフォルト)に陥るリスク

日本経済新聞

金融市場ではトルコが債務不履行(デフォルト)に陥るリスクが意識され始めた。信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップCDS)市場では、トルコ国債の保証料率が急騰し、2009年以降で最高水準になった。米国との関係改善が進まなければ、通貨安・対外債務の膨張による信用不安がくすぶり続けそうだ。


まぁ、トルコのデフォルトがあり得ることは前々から予想されていたこと。
カタールからの資金支援で市場は少し安堵しているようだが、それは一時しのぎに過ぎず、しばらくすれば「リスク」が「ファクト(事実)」として表れるでしょう。
莫大な構造的な経常収支赤字を持続していくには、海外から安定した赤字資金を確保しなければ持続できない。
信用を裏付ける格付けは、もはやジャンク等級。トルコ国債は、もはやジャンク債です。アルゼンチンとともに、デフォルト常習犯とも言えます。
今回の選挙で、エルドアンが再選された時点でトルコの明るい将来はなくなったわけで、トルコからの訃報を待つだけです。